再上映版劇場版SHIROBAKO感想垂れ流し

劇場版SHIROBAKO再上映おめでとうございます
最初の上映の時からすごく良いという感想だったんだけど、世の中が世の中だったせいで結局3月に1回しか見れなかったんでこれがチャンスとばかりに先週今週と見まくらせていただきました
何度も見まくるうちに多少抱く感想が加わったところあるので記録

 

 


【総評】
初見時は劇中で何度も語られているように、人生うまくいかないこともあるけどじたばたするうちにそのうちいいことあるっしょっていうのを全力で受け止めた感じだった
フィクションくらいハッピーじゃないと生活が息苦しくて仕方ない派です

それでまぁ何度か見るうちに、キャラクターたちの生き様がカッコいいなぁと最近は感じるところではある
あれだけTV版では畜生役だった平岡ですらカッコよく描写されてて、これ続編出るようなことあればげ~ぺ~う~社長ですらカッコよくなってそう てか、げーぺーうーって何の略?
明日があるさあすがある~みたいな歌詞を思い出す
ポジティブになれる要素が全面に出てて、こういうのでいいんだよ感
2時間ちょいの作品世界観と終わった後の爽やかな読後感みたいなのが好きすぎて何度も見に行けた

TV版に引き続き、ずかちゃん先輩の「自信と覚悟」のくだりが出てきたけど、ついにそれをずかちゃん先輩が後輩に教えているのを見て改めて感慨深い
むしろ作品全体がミュージカルだのデフォルメ絵の演劇?みたいなことしたり(杉Gのアニメ教室のくだりとか)なんかいかにもやりたいことやってます感出しつつも、その突き抜け具合もある種の自信と覚悟だよなとか思ったり
特にげ~ぺ~う~に乗り込むところとか相当ぶっ飛んでる
このへんの、作品の話の構成に関わった人たちのコメントが是非見たい
このセリフは作品全体のこういうコンセプトに沿って〜とかそういうの聞くの大好きなので
パンフレットはけっこう演者のコメントが多くてそれはそれで悪くはなかったけど作品の根幹に触れてるコメントはあんまなかったなという印象だった


【ストーリーについて】
エンタメというか、楽しませようとしている話の展開という印象で""泣かせようとしてる""感とかはないんだけどなんだかわからないけど感動しているという状態になる
ラストのアクションシーンとか別に感動してください🥺みたいなシーンじゃないけど、劇中のセリフが凝縮されてアツいbgmが乗ってかなり泣ける
あのシーンは映像と音としてのクオリティはもちろんだけど、最後の三週間で完成させるまでに走り回った人たちの姿がなんとなく想像できて、それが泣ける要因なんじゃないかなとかおもう
それと、劇中劇とはいえその数分だけで世界を成立・想像をかき立てようという現実のスタッフ達の大いなる気合いも感じられた
ちなみにラスト三週間で追加されたのはどこからどこまでなのかっていう設定も少しきになる
脱出シーンまでまるっとなんだろうか?
あのシーンだけ見たらもう作品誤解されそう

SIVA制作の流れについてあんな短期間製作のものをこんなホイホイスタッフ揃うのかよとは思うが、尺的にも脚本的にもそこまで細かくは描けなかったんだろうなと
あれだけの群像激なので、スピンオフとか特典とかもしくは別メディアでもいいから細かなどうやってスタッフを集めたかの細かな過程とかを見てみたい
メディアミックスキボンヌ

CGの得意分野のくだりは、今の自分の仕事と比較して俺の得意なことってなんや…てなってしまった笑
強いて言うなら、人の言うことを右から左に流すことかな!
ウーーーーーン、得意分野、無し!w


【キャラについて】
メインキャラだと、やはりみゃーもりさん大活躍だなと
序盤、旧アニメーション部メンバーで仕方ないとはいえみゃーもりだけうだつのあがらない感じで描かれていて、後半の敏腕っぽい描かれ方とのギャップもグッとくる
SIVA制作を順調に進めるみゃーもりを見て視聴者側もここにきてやっと他の4人と同じ土俵?有能さ?活躍具合?に並べたなと思うことができた
りーちゃん後輩が相変わらずボディラインのエロさを発揮してキャッチボールのとことかかなり危険な気持ちになるんだけど、アニメ教室のシーンでの絵麻さんがもう頭おかしいくらいエロい、高等なSMプレイを想起させる
エロ要素だと、矢野パイセンのエロさがTV版の100倍くらいパワーアップしてる
もう声が放送コード引っかかるってくらいエロい
矢野パイセンの年齢って高卒で専門→TV版時点で5年目(平岡と同期らしいので)→劇場版で更に4年後と考えるとどう考えても29か30くらい、そりゃ""性技""に精通した声にもなる
あれ、そういうアニメだったっけ・・と考えると、違いますね、すんません

サブでも色んなキャラが目立っていた
とりあえずくのぎさんの声がよかった、伊澤さんのキャラはハキハキしたキャラが多いけどこういったキャラもしっかり演じてて匠の技って感じですね(?)
葛城さんとかも目立ってたけど、やっぱ一番好きなのは遠藤くんの奥さん
可愛い要素あげるとキリがないけど
・レジ打ちしてる時の丁寧な声がかわいすぎる
・遠藤くんが呼んだら素直に近寄るけど職場のエプロンつけっぱで照れちゃうとこかわいすぎる
・働かないダメな遠藤くんのために働いてるのに、帰り道で遠藤くんの苦手なもの食べさせようと頑張ってるのあまりにも聖母でかわいすぎる
・結婚してるのに「遠藤くん」呼びなのかわいすぎる
・缶ビールのプルタブ開けられないとこかわいすぎる
・『遠藤くんといるだけで人生は絶対プラス』なんて色んなとこでトラブル起こして無職になった旦那相手に言えるのあまりにも聖母マリア、かわいすぎる
・働いてるスーパーがオーケーストアがモデルになってるっぽい、関係ないけどかわいすぎる
・世界変革が起きてもこんないい子は生まれなくない?かわいすぎる

新たな相棒という触れ込みで宮井さん出てたけど、さすがあやねる先生という感じの仕事ぶり
契約書の読み上げとかなかなか迫力ある

それから、キャラの多さはやっぱ特徴的だなと
TV版からそもそものキャラ多かったけど今回もやっぱメチャ多い、だけど各々限界までセリフ用意できたのかなというくらい喋れてるんじゃないかなと思った


【演出について】
ミュージカルだったり演劇だったり殺陣(で合ってるのかな?)だったり、ちょいちょいやりたい放題な演出が挟まれてほんとに飽きない
げ~ぺ~う~乗り込みのとこは演出過剰も突き抜ければ神演出になる好例だなとか、まあ好き嫌いは分かれるのかもだけど・・
で、社長に会うまであんなアクションしつついざ社長と会ったら話す内容はゴリゴリに硬い文章っていうギャップも良い
この時の反論内容は葛城さんとこの顧問弁護士と相談して、最初の押印のくだりで引き下がらないようならがっつり指摘するって流れにしたんかね
あとミュージカルシーンは、TV版のぷるキューでドロッドロに溶けてた子もいて良かった

開幕の振り返りのやつは、2クール分の流れを昔話風にしてよくまとまってるなぁと思う
木下監督がコンテ作るとこさりげなくめちゃくちゃというかネタなやつ混ざってた記憶があるような、、もう一回見たいね

舞茸さんがスランプひどくなるどどんどん落ち武者みたいな格好になってオーディションの時なんかもう上野公園に住んでそうな見た目してたの面白かった
みゃーもりの家汚い
開幕の幻覚シーンこれいつのなんだろうかと気になった、みゃーもりの妄想(かなしい)といわれればそれまでだけど、4年の間にヒットアニメ出したりもしてたみたいだしその頃の幻覚だったんじゃねと思いたい

最初に想定してたであろうラスト、あのシーンにbgm無いのもあって哀愁やばすぎ
これが最後への伏線というか、タメになってるよねと思う


【音楽について】
とにかくラストのとこのbgmがアツすぎますね
もうあれのためだけにサントラがほしいレベル、サントラ付で円盤出るみたいなので勿論購入確定でございます
OPの限界集落過疎娘とかも哀愁漂ってるだけじゃなくなんか普通にいい曲
作曲が同じ浜口史郎さんだからってのもあるだろうけど、これガルパンぽい曲だな!てなることがちょくちょくあった
朝礼でSIVA制作決定を言ってるシーンとか序盤に旧アニメーション部5人で居酒屋で飲んでるとことか
早くサントラほしい


まぁ感想こんな感じか
BD待ち遠しい
そして今回の劇場版SHIROBAKOについてはBD出ても近郊で上映する映画館があれば見に行く、そこまで好きになった作品はあまりないけど自分の中でそれくらい好きな作品になれたと思う
もし万が一更に続編なりスピンオフがあったとしても、その時無事見れるよう生き続ける、そしてできればメインの5人みたいになんらかのスキルが進化していることが目標かな
良い作品をありがとう