たまゆらひととせ7話 感想

憧憬の路回

ひととせ・もあぐれっしぶ・憧と、常に我々の心に代え難い暖かさを残してくれる力入ったイベント回
今回のテーマは恐らく「この町の特別な顔」
 
この回はメイン4人にスポットを当てつつ、しまこさんの恋路だったり堂郷の恋路だったり町の人々の様子だったりと、メイン4人が物足りなく感じさせずにここまで他の面を描いているというのが本当に見事だと思う
てか6回の感想で色恋沙汰あんまない気がするって書いたけど全然あったね、忘れてた
 
それと取材時のエピソードとか知ってるとなるほど・・てなる部分も多い
たとえば雨上がりの憧憬の路については実際に取材した時のエピソードで、竹灯が塗れた路面に反射してるのがマジで綺麗だったみたい
 
てるてる坊主のシーン
いきなりかおたんが殺人犯してるとこから始まる
このでかいてるてる坊主首吊り死体にしか見えない
皆が改めててるてる坊主作るけど、坊主のはずなのにみんなの髪型ついててかわいい
憧憬の路を見せてあげたいっていうかおたん良すぎ
 
志麻子さん登場
相変わらずマエストロがエロさを披露してる
夏目さんいわくマエストロは「全然モテない」らしいけど、根が優しいから自分があんまその気ない子に対して最後まで攻められないとかそういう理由だと思いたい
ここでかおたんが微妙に警戒してるのやっぱエロいからか
ここで告白ってワードにのりえが一番食いついてるけどやっぱりのりえが一番そういうのに関心ありまくりなんだろうか・・俺と付き合って欲しい
 
ちょいちょい挟まれる憧憬の路を準備するカットとかも、この回に関しては意識的に町の人々の様子が特にたくさん描かれてると思う
 
ももねこ様のシーン
三脚見ると去年の憧憬の路でカメラ小僧がやたら皆三脚構えて竹灯撮ってたの思い出す
俺もそろそろカメラくらい買いたいところ
 
ほぼろのシーン
堂郷がわざわざほぼろ手伝って頑張ってるところ好き
てか地元ダジャレさりげに麻音にだけウケてるとことか好き
そして店内でもやはり町の人々の様子が描かれる
会話内容がほんとに綺麗だから!とかお好み焼き美味しい!とかそういうのはともかく、まだこの時点で描かれてないうさぎの島(大久野島)のこととか会話に含まれてたり昔の約束の話をしてたりとか、あの一瞬のガヤシーンすらほんと凝ってて良い
堂郷の暑苦しさが愛おしく感じるのはこの回ぐらい
あと志保美さんがちもさんに色々思うところありそうな表情で竹原について話してるけど、この頃にはやっぱ仕事とかで色々思うところあったんかな
それでこの直後思い切って東京から広島にお引越し、てところか
「皆が笑顔になれますよう」にてそれは販促的にかわいすぎるでしょ楓ちゃん
 
雨降り出して灯篭書きに行くシーン
かおたんがたまたま見つけたお父さんにイベントの様子聞きにいくところ、親子仲良さそうなのがうかがえてよい
かおたんの両親ひととせにしか出てないけど、また出ないかなぁ
 
灯篭を書くシーン
こんなとこでも香たん絡みのこと書こうとするのりえ香たん好きすぎだろ
昌子さん登場
にしてもそれなりに歳離れてそうだけど昔どんなきっかけで遊んだんだろう、さよみさん繋がりとか?
和馬さんの訃報を知らないのを見ると和馬さんの亡くなる前には竹原出てたように思える
てか楓ちゃんと昌子さんと横須賀トークしてぇ
これ何億回も言ってるけどやはり昌子さんが灯籠について語るシーンのやり取りがたまゆらでトップクラスに好き
和馬さんの訃報を知った昌子さんが切なさそうな表情で灯篭は天国まで届く、絶対に、と言うのを見て志保美さんも何かを察していて、更に別の場所で書くと言い出して皆はやっぱ子供で昌子さんがどういう事情抱えてたかとかは察してないからせっかくだから一緒に!とは言うんだけどそれをさりげなく私達も書きましょうといって志保美さんが煙に巻く
今まで楓ちゃんを始めとした子供達の視点で話が進んでいたのに突然こんな大人のやり取りが出てくるギャップも凄いし志保美さんもかっこいいし、そもそも昌子さんの灯篭の内容自体も色々見てる側としても思うとこあるしあまりにも深い
 
たまゆらでうだうだするシーン
なんか、なんだかんだで香ちゃんと小町っていつも一緒にいない?付き合ってない?
そして香たん知らないおばちゃんと打ち解けすぎ、ほんとに楓ちゃんと対照的だと思う

ここからの一連のシーンはもはや芸術の域

夢のシーン
ほんとこのシーン良すぎ
夢の中で光の玉(それこそたまゆらのように)となって消えていくお父さんに、たくさんのことを話したがっている
でもその内容は過去のことじゃなくて、竹原に引っ越したことや、竹原で友達がたくさんできたこと、カメラをまた始めたことなど、""今""これからのことをたくさん話したがっている
今はもう泣かなくてよくなったんだ、と話しかけたがっている
夢の中でもそれだけのこと言えるのであれば、ここで楓ちゃんは本当の意味で「全然平気になった」と確認できるんじゃないかと、そういう意味合いも個人的にあると解釈してる
 
そして雨上がりの一番綺麗な憧憬の路にまめぐの「星空」がかかる
「未来のことを話したね」という歌詞が新たな思い出を作った楓ちゃんの前向きさに合いすぎて合いすぎて
もはや語るべきことなどない。。
この話踏まえた上でこの曲の歌詞確認すると、本気で鳥肌もの
 
昌子さんの灯籠が映る
これ単体で見るなら昌子さんにとっての大事な人の話だけど、制作時期的にこれは河上とも子さんのことであるという説をちょいちょい見る
公式からそういうコメントがあったわけじゃないのでなんとも言えないが、個人的にはそうであったなら話の内容的にも素敵だなと思う
というのもそういった追悼が写っても、その後堂郷の恋が実らないみたいなアホみたいなシーンが続くとことかにやはり前向きさを感じられるから
やはりこの話は過去に対する清算というか整理というか、そういう意味合いもあるんじゃないのかな、と思う
 
神ですこの回