たまゆら憧 改めて気付いたこと

こないだの憧祭をもって劇場で見れる憧は終わったんだけど、改めて気付いたこととかこうなんじゃないかと思ったこと

・最初のシーンで風景にずっとトンボを見せているのはやっぱり季節感を出すための記号なんだろうか


・麻音パパの「旅館は継がせません!」について
 そもそもサトジュン的に麻音パパは旅館を継がざるを得なかったのではないか(憧パンフレット参考)と考えて話を作っているらしいので、継がせないという強硬なセリフはかつての自分と同じ状況にしないための荒療治的な感じなのだろうか


・麻音パパと麻音の昔の約束、なぜ麻音パパ・ママは覚えてて本人は覚えてなかったか
 ずっと前のことだから、と決めるのは簡単だが違う解釈もあると思った
 つまり、麻音パパは継がざる得ない形でやっていた仕事が愛娘にとっても大事なものになっているということが本当に嬉しかったのではないか
 それで麻音よりもそのエピソードが強く記憶に残っていたんじゃないのか
 麻音ママもその回想シーンよく見ると少し涙ぐんでいるように見える
 それを踏まえて考えると麻音が旅館を手伝いたいと言ってくれるのは本当に嬉しいけど麻音には色んな才能がある(割と親バカ目線だけど)のだからもっと色んな可能性に目を向けさせて応援するべきなんじゃないか、と考えてたからこそその後も麻音のやる色んなことを応援したし、今回進路相談という重要局面で荒療治に出たんじゃないのか、と思った


・夏目さんの表情の作画マジで半端ないくらい力入ってる
 マエストロが夏目さんに「そんな顔してたしてたんじゃないか」て言って見てる側もそれがどういう意味なのか、もはや笑えるくらいわかってしまうほど丁寧


・思いのバトンについて
 これってある意味志保美さんの思いは「写真を嫌いにならない」だったんじゃないかと思った
 志保美さんは色々あって写真を嫌いになってしまった時期もあり、たぶんそれは技術的なことを追求して追い詰められた結果なんだろうけど、そういった経験もあって楓ちゃんの「写真を好き」という気持ちを本当に大事にしている
 夏目さんに初めて会った時なんかも、まだ好きな気持ちを育てる段階だろう、と一旦現状維持に持っていったくらいだ
 写真を好きでいたままで、なおかつ写真を仕事にしてくれたら嬉しいと思っていたところに芽での「好きだから仕事にしたい」というようなあのやりとり
 まさに志保美さんが楓ちゃんと出会ってから、志保美さんが大事にしていた「楓ちゃんが写真を好きという気持ち」を大事にしてほしいという、そんな思いのバトンを渡せたんじゃないか、と思った
 どちらにしろ志保美さんは楓ちゃんの写真を好きな気持ちっていうのはかなり大事にしてると思う